Apple Watch Series 6とApple Watch SE。

Apple Watch Series 6
Apple Watch Series 6については、目を見張るような変化はありませんが、Appleの少しずつ製品を更新していく良い例と言えるでしょう。Series 6ではSeries 5と比べて何が新しくなったかというと、血中酸素センサーとS6チップです。S6チップの電力効率が向上したことで、Appleは常時点灯のディスプレイをS5の最大2.5倍明るくすることが可能になりました。Series 5の常時点灯ディスプレイは、それまでのものと異なる仕様でした。
2017年の新しいSeries 3 Apple Watchくらいの方々は今の新しいSeries 6が大幅なアップグレードと感じることでしょう。
外装としては、アルミモデルではネイビーブルーとプロダクトレッドの新色が登場しました。色としてネイビーは大好きですし、プロダクトレッドはその鮮やかさと新型コロナウイルスやHIV/AIDSへの支援となるので好ましいです。ステンレススチールのラインでは、スペースブラックが「グラファイト」に変更されましたが、このグラファイトは曲者で、実際に見ないとどのくらい暗いグラファイトか判断するのは難しいです。個人的にはジェットブラックくらいのものがカッコイイと思うんですが、ダースベイダーくらいの黒がいいな。ただし、今回の黒というよりも非常に暗いグレーのようなマットなグラファイトは、スペースブラックのチタンエディションの光沢と良い対比だと思います。シリーズ6エディションのモデルはチタンのみで、今年はセラミックモデルはありません。残念。
新しいバンドは相変わらず面白いですね。伸縮性のあるソロループで遊んでみたいと思っています。特筆すべき点は通常のゴム製のソロループは50ドル、布製の編み込みソロループは100ドルです。編み込み式のソロ・ループを付属のバンドとして使用して新しい時計を購入する場合は、50ドルの追加料金がかかります)。ソロ・ループのバンドは、時計のサイズごとに9つのサイズがあります(40mmの時計はサイズ1~9、44mmはサイズ4~12)。このような精密なフィット感は、実店舗で体験した方がいいですが、もう少しコロナウィルスが収まるか、店舗が混んでいない時間を狙うかしたいです。
そこで、Apple Watch SEです。安価なApple Watchです。Apple Watch の廉価版と言えるでしょう。しかし、それは現行で販売されている古いApple Watch 3ほど安くはありません。そして、iPhoneのラインとは違い、SEのApple Watchは他のバージョンよりも小さくなっているわけではありません。繰り返しになりますが、新バージョンよりも安いだけで、旧バージョンほどではありません。そして古いものよりも速いですが、新しいものほどではありません。位置付けが混乱しますね。
Apple Watch SEを「Apple Watch」と呼び、Apple Watch Series 6を「Apple Watch Pro」と呼べばMac、iPad、そしてiPhoneとも一貫性のあるネーミングだと思うのですが。ところでApple Watch SEは、Series 5をダウングレードした時計と考えるのがベストでしょう。Seiries 6とSEの違いは、三点で、常時点灯ディスプレイなし、心電図センサーなし、血中酸素センサーなし、です。
来年にはApple Watch SEが199ドルの座を奪うことはほぼ確実のようです。今はSeries 3モデルがあるから宙ぶらりんに見えるだけだと思います。Series 3がラインアップに残っていることは、開発者にとっては今後数年間は全く異なるディスプレイのペアのWatchOSアプリや複雑な機能を設計し続けなければならないのです。ただし、Series 3が残っているのには明確な理由があります。約$80ドルSEより安いのです。日本円にすると、Apple Watch Seires 3 最安価モデルで「約2万円」で、新しいApple Watch SEは 「約3万円」です。Apple Watch は「19800円~」と言えるのはマーケティング的に有利なのです。Macbookの最安価が長らく$999ドルにするために非RetinaディスプレイのMacbook Airを残していたのと一緒です。
さて、私の第一候補はApple Watch 6のプロダクトレッド、Cellular無しの「約4万円」のモデルかな~。

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