フォト・ヨドバシのphotokina 2014各社インタビュー。

Photokina 2014は少し前の話しですが、フォト・ヨドバシのサイトでphotokina 2014の会場で各社にインタビューを行っていました。なかなか濃密なインタビューが多く、大変興味を持って読みました。
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以下、各社のインタビューで感じた事(写真は特に関係無し):

オリンパス
・コンパクトを第一としており、デジタルにおいて最適なサイズをフォーサーズ規格としている。
・結果、高性能のレンズがコンパクトにできる。
・OMシリーズとPENシリーズが明確に確立している事。
・「たとえばオリンパスの昔の一眼レフのような、あのピントの合い方の面白さみたいなものを、ミラーレスのEVFで表現できればと思いますよね。」
カール・ツァイス
・ソニー&ツァイスの共同ブランドのレンズは、両社が共同で設計しており、製造はソニー。
・ツァイスレンズ(Otus、Loxia、Touit)は純粋にツァイスによる設計で、ツァイス独自の基準で製造。
・ツァイスでは黄色はハイエンドを意味している。
Otus 1.4/55はディスタゴン構成。プラナー構成より性能が出しやすい。Otusとα7RやニコンD800との組み合わせでは、ほぼ中判の画質が得られる。
・マニュアルフォーカスはツァイスの哲学。
Otus 1.4/85はプラナー構成。色補正が高いためアポクロマティックでもある。
・Loxiaはデジタルに最適化されている。収差が少なくファインダー上で確認できるレベル。Loxia 2/50は典型的なプラナーのダブルガウスタイプ、球面レンズでこの性能を達成した。
キヤノン
・ハイアマチュア向けのラインナップはAPS-CのEOS 7D Mark Ⅱ、ライカ判のEOS 5D Mark III。
シグマ
・dpシリーズ用のマグニファイアはDP Merrillで自作のものを使用していたパリのファッションフォトグラファーのインスピレーション。
・dp1Qを出して落ち着いたころにdp3Qをリリースする予定。
・会津の工場を維持していきたい、国内生産に誇りを持っている。
・クアトロセンサーを搭載したSDを検討中。
・インタビューアーがdpシリーズのようなボディでレンズ交換式のシステム作製を迫る。
ソニー
・RX1/RX1Rはレンズ描写が素晴らしい。
・RX10、RX100シリーズもある意味独壇場。
・レンズの本数が充実してきている。
ニコン
・ニコン1はレンズを含めて小ささと軽さが魅力。
・1型センサーサイズはバランス的には将来良いと思っている。
・Nikon 1 V3の画質向上は撮像エンジンによるところが大きい。
ライカ
・ライカカメラ社はギャラリーも全世界で運営しており、Photokinaでも写真展示が多い。技術とはその写真のクオリティを追求するためのもの。
ライカ M Edition 60は撮影に集中して欲しいという想いから。
・ライカ TはAPS-Cサイズながらライカ判Mシステムに匹敵する高画質のレンズ交換式カメラシステムという位置付け。

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