新しいiPadとiPad Air。

先日、AppleイベントでiPadとiPad Airか発表されました。
iPad Air
本当はiPhoneも発表されたのでしょうが、今年は勝手が違うようです。推測としてはiPhoneの出荷がまだできないので出荷の目途が経ってから別日にiPhoneイベントをやるのではないかと思いました。数がとんでもないので、なかなか一筋縄ではいかないと思います。
照準をiPadに合わせて、総称のない新しい「iPad」は、ほとんど「iPad SE」と呼ぶことができるでしょう。新しいiPhone SEがホームボタン式iPhoneの最後のモデルであるのと同じように、この新しいiPadはホームボタン式iPadの最後のモデルだと私は思うのです。特筆すべき点はないものの、最安値のためにあるモデルで、それは大変な意味があります。確か、329ドルです。
ホームボタンと同様に、第一世代のApple Pencilしか受け付けないのも旧仕様であるが故です。古いiPad(の形)は古いApple Pencilで、新しい形のiPad AirはiPad Proと同じく新しいApple Pencilに対応している訳です。また、ホームボタンのiPadはLightningケーブルなのに対して、新しいiPad AirはUSB-C接続の仕様です。
新しいiPad Airの色はとてもポップで面白いです。GreenやSky Blueはなかなか他の製品では見ないので新しいですね。Rose Goldが抵抗なく受け入れられるようにもなりました。一昔前のGoldはあまり見なくなりましたね。
しかし、新しいiPad Airについて最も注目すべきことは2点あります。A14シリーズのチップを搭載した初のデバイスであること、そして電源ボタンにTouch IDセンサーを搭載した初のApple製品である事です。iPad Proのと比べ、iPad Airの方はFace IDはなく、ベゼルも若干広いです。ちょうど体感的に(寸法的にではなく)iPhone 11とiPhone 11 Proの差と似たような感じになるかなぁ。
もしiPhone 12が発表されていれば、当然そこにA14が搭載されていたでしょう。なのでiPad Airではひっそりと発表されました。とは言え、春頃にiPad ProのCPUアップデートを予測しています。このままだとiPad Airの方が安価でありながら、iPad ProよりもCPU/GPUが高速になってしまいますからね。iPad Proにあって新しいiPad Airにないものと言えばPro Motion、LiDAR、そしてFace IDくらいですかね。
そして、電源ボタンのTouch IDはいいですね。iPhone 12に搭載して欲しい程です。その場合、iPhone 12の出で立ちもiPad ProやiPad Airのようにちょっとスクエアっぽくなり、電源ボタンも上に付けて欲しいものです。特に、世界的にマスク使用が多いので、Face IDよりも便利です。
そういう意味では、iPhoneでも愛されるであろうこの電源ボタンTouch IDが、iPadの中では中間位置付けの製品であるiPad Airにしか搭載されていないのは興味深いですね。

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