フィルムでの写真。

2016年現在、フィルム代が高くなっていたり、フィルムが販売停止になったりしていますが、写真としてのフィルムは依然として存在していると思います。



ただし、最近のフィルムは異端な扱いであり、ヒップやレトロと表現され、世間ではフィルムがデジタルより優れているという意識はないと思います。
確かにフィルム現像から印画紙までの焼きのプロセスまで考えると高度ではありますが、表現のひとつとしての選択はあってもいいかと思います。
あくまでも写真は写真と考え、フィルムとデジタルをそれぞれ媒体と考えれば、良い写真を撮るための手法は変わらないはずです。デジタル写真を光を読んで撮ると良い写真になり、フィルム写真でも煩雑に撮れば良くない写真になる可能性が高く、その逆も然りです。
スタイラスペン付きのタブレットが鉛筆と紙(もしくはキャンバスと筆)の代わりになる事もなく、シンセサイザーや電子音がオーケストラの代わりになる事もなく、どちらも同じ分野の異なる表現方法となっています。
私も最近はフィルムでの撮影は減りましたのであまり偉そうな事は言えないのですが、フィルム撮影はなくならないで欲しいですね。

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