Apple Watchの使い方について考える。

Apple Watchが発表されました。機能や使い方に多くの可能性を感じさせてくれる、Appleが新しい分野に乗り込んでいく製品だと思います。

From Apple


強靭なディスプレイ、タップとプレスの二通りの信号の与え方や、多数のセンサーを埋め込んでいて動きのモニターをできるのは凄いですが、私の目に止まったのはデジタルクラウンです。
形は時計の伝統的なものでありながら、機能はズームや選択ができるものとなっており、デザイン(見た目ではなく使用方法としてのデザイン)が秀逸です。ただし、左利きの私に取って、右手に付けた時には通常の時計ではクラウンが逆向きになって非常に使いにくく、手首から外して巻いたり時刻合わせをしていました。

しかしながら、このApple Watchは、180度反転させて右手に着ければ、クラインは左利きにとって正しい方向になります。このApple Watchはデジタルですから、画面を同じように反転させ、デジタルクラウンの動きも対応させてくれることはAppleならば容易に想像できます。デジタルクラウンが上にあるか下にあるかの差は、右手上に右にあるよりは左利きにとって天地の差です。
機能に付いては色々と発表されているので省略しますが、もし私が使うとしたら、フィットネス機器として使いたいのと、コミュニケーションとして使いたいです。妻との簡単な連絡は間違いなく使うと思います(妻もApple Watchを使ってくれるなら)。簡単な連絡は毎日しているのと、最初の内はハートマークなんか多用してしまうと思います。
iPhoneを持っていない私にとって使いどころが極めて困難ですが、単体で買おうと思ったら機能の10%も活用できないんでしょうか。気になります。とりあえず時計は使えそうです。音楽は多少は入るんでしょうか。メールや電話やアラートなどiPhoneと連携をとる機能が多いですね。
ただし、WatchKitからのアプリ開発によって、iPhoneとの連携を基本としつつも、その内にWatchに特化した、もしくはiPhoneにそれ程依存しないアプリが登場するかもしれませんね。もちろんコンセプトとしては連携を基本としているのですが、色々な可能性がある方が夢があると思います。
ところで、Apple Watchの発表時に気付いたのですが、Appleは非常に「時計」と「時間」について考え抜いての開発を行っていたと思います。Appleのこだわりは尋常ではなく、iPhoneの写真なんかもSteve Jobs氏が初代iPhoneを発表した時刻が表示されています。まず、発表の際に宇宙の描写やWatchの画面に地球や太陽系をデモした辺り、時間という起源が宇宙にあると理解し、意識してのことだと思います。そして、時計の時間ですが、従来の時計はプレゼンなどの際にはロゴが見えるように大体10時10分をさしていますが、Apple Watchは10時9分です。従来の時計の一歩前を行っている、という表れでしょうか。

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